Q：役柄について
「中井貴一さん演じる弁護士の本庄先生についてるアソシエイトの新人弁護士・二宮です。 二宮は首席で司法試験に合格しているので相当頭はいいと思うのですが、正義感がすごく強くて、そのせいで最初は本庄先生と意見が対立してしまうのですが、後々はしっかりと先生のことを支える役回りです。同じ事務所の初花（今田美桜）といい感じになるのかなって気はしているのですが、雰囲気を出すのが下手で不器用な男です」
Q：ストーリーを読んでどう感じましたか？
「アルツハイマーという大きい題があって、僕の祖父がアルツハイマーだったので、進行していく感じとかはすごく分かるんです。全てを受け入れるというか、ダメな部分も受け入れていくと段々見えてくるものがあって、気を使ってるわけではないのですが、一緒に成長していこう、と思える感じになってくるんですよね。だから本庄先生がアルツハイマーと奮闘していく姿を仕事の時には二宮が一番近くで見ていると思うので、一緒に成長していけたらいいなと思います」
Q：殺人、ひき逃げなどいろいろな事件が起きていきますがどう思いますか？
「ドラマの中で本庄先生の『アルツハイマーのおかげで気づかせてもらったものがある』というセリフがあるのですが、先生の周りで起こってくる問題、事件のおかげで家族の愛に気づいたり、その人の人生にいらないものはないのかなと思わされる部分はありました」
Q：役づくりはどうされましたか？
「僕は普段全然ちゃんとしていないので、きちんとしようと思いました。いつもプライベートでふざけているので、人とちゃんとした会話ができないんです…なのでもちろん弁護士役というのもありますし、中井貴一さんという存在もあるので始まる前からずっと緊張はしていました」
Q：難しいセリフはありましたか？
「説明のセリフが多かったりするので、そこは結構覚えづらくて大変でした。大学に行っていましたが、大学でも使わないような言葉ばかりが台本に出てきました。」
Q：中井貴一さんと共演していかがでしたか？
「すごく緊張しました。二人の芝居の時、一回言葉が出なくなってしまったことがあってセリフは覚えているのですが、まくし立てる芝居の時に、『やばいっ』みたいな、緊張してセリフが出てこなくなってしまって…。その後、脇汗びっしょりで本当に恥ずかしい思いをしました」
Q：普段の中井貴一さんはどんな感じですか？
「同じ時間に終わったりすると『泉澤、俺んとこ乗ってけよ〜』って車に乗せてくださったりとか、ご飯に連れて行ってくださったり、休憩中も話しかけてくださって、とても気さくな優しい方です」
Q：何かアドバイスなどもらいましたか？
「別の話になってしまうのですが、『初舞台でどうしたら良いですか？貴一さん』と相談したら背中をバンッと叩かれて『お前なら出来るよ』って。『かっこいいなー』って思いましたけど他人事かなとも思ってしまいました（笑）。でも助けていただいてます」
Q：初花役の今田美桜さんとの共演はいかがでしたか？
「すごく美人ですよね。これ、ダメなやつ…？（笑）最初ネットで調べたら“福岡一の美人”って出てきて、これは俺では釣り合わないなと思い、大丈夫かなと不安はありました。でも、現場ではあまり話さないですね。ドラマの中では良い感じに恋仲になっていくのかなと、あまり表には出さないけど“よっしゃあっ”と思っています。あまりそういう役をやった事がないので、嬉しいです」
Q：視聴者の方は期待して大丈夫ですね？
「今まであまり見たことのない姿なんじゃないかなと思います」
Q：撮影現場の雰囲気はどうですか？
「びっくりしたのは、急いでいるわけではないのですが、すごく撮るのが早くて、自分的にはやりやすく、気持ちをそのまま繋げて撮影に臨めることが心地良いです。中井さんもそうですが、シリアスなシーンの時はそういう雰囲気にもっていってくださって、とても居心地の良い現場です」
Q：印象に残っているシーンは？
「本庄先生が病気の事を告白するシーン、やはり中井さんの芝居がすごくて印象に残っています。あとは、小杉くんという同僚がいるのですが、彼のシーンは監督が笑えるシーンにしたいと言っていたので、シリアスなシーンの合間に入っていたりして、クスッと笑えるシーンになっています。そういうのもたまにあって良いと思います」
Q：自分がアルツハイマーになってしまったら残しておきたい思い出、記憶はありますか？
「人の顔と名前は覚えておきたい。俳優という職業をやらせていただいている中で人との出会いがすごく重要だなと自分の中で感じているので、そこは覚えておきたいです」
Q：ドラマの見どころ、ご自身の役の見どころなど
「本庄先生がアルツハイマーと闘っていく姿もそうですし、そこに生まれる家族の愛だったり、周りで起きる問題や事件などいろいろな要素が詰まっていてオールジャンルの方々に楽しんでいただける作品になっていると思います。その本庄先生の近くで必死に支えていく、一緒に成長していこうと頑張っている二宮の姿も是非見ていただきたいと思います」
